まずは、インスタント・ココアである。チョコレート、砂糖、ミルクの三位一体で3 in 1となっている。この製品は、南スラウェシ州マカッサルの工業省カカオ加工研究所で試作されたもの。とても甘い。以前、同研究所を訪れたときには、ショウガ入りインスタント・ココアの試作品を飲まされた。でも、意外にまずくなかった。
次は、高原地帯有機ロブスター・コーヒー。西スラウェシ州ママサ県で作られ、コンタクトパーソンの電話番号も書かれている。ママサは西トラジャ、あるいは本来のトラジャの原形を今も残す原トラジャとしても知られ、もちろんコーヒーの名産地。多くのコーヒーが南スラウェシ州タナ・トラジャ県へ出荷されている。「有機」というのはちょっと怪しいかも。
これは、芋・バナナ・チップスの「ウピス」。芋(Ubi)とバナナ(Pisang)をとってUpisと名づけたもの。芋とバナナを捏ね合わせて、ペーストにしたものを油で揚げたという。軽い歯触りで、たしかに芋とバナナが混ざるとこんな感じになるんだな、と実感。
ヤシ砂糖をオシャレに売ろうという動きは、各地でみられる。これは、扱いやすい小口にしたもの。通常のパック包装(上)と紙の包装(下)。とくに紙包装は、バリ島辺りで売ることを想定しているのだろうか。沖縄の黒砂糖のようなノリで、気楽に健康のために一口、という感じになるといいのだけれど。
これは「クエ・アチュアン」というちょっと面白いお菓子。見た目とは違ってソフトな感触が口に広がり、お茶と飲むとけっこう相性がいい。甘いお菓子だが甘ったるくはない。西スラウェシ州ポレワリ・マンダール県のチャンパ・ラギアン郡で作られている地元のお菓子、とのこと。私はけっこう好きだ。
魚のアボン(魚肉を乾燥させて甘辛く煮付けたもの)。写真の魚がけっこうリアル。ご飯にかけて食べるとおいしいのかもしれないが、まだ試していない。
これは、トビウオの干物を売るためのパッケージング。西スラウェシ州のマジェネより北方の海岸にあるソンバ地区は、スラウェシでも南スラウェシ州タカラール県ガレソン地区と並んでトビウオ漁が盛んなところで、沿道の屋台でトビウオ料理が食べられるとのこと。次回は、ぜひトライしてみたい。
最後は、ココナッツ油。添加物を一切使用しておらず、本来のココナッツの香りが楽しめる食用油とのことで、これはホテルでも、マムジュ空港でも売られていた。昔ながらのココナッツ油、という線で売ろうとしている様子。これで揚げた揚げバナナをいただいたが、個人的にはとくに特別な何かを感じることはなかった。
西スラウェシ州は、まだこれから名産品を作り出していこうとしているところだが、今後、どんなものが出てくるのか。州投資促進局の意欲は大いに買いたいと思った。
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