宮崎に研修生として来ていた西ジャワ州チレボン出身の青年エンダンさんは、休日に訪れた海岸で、2人の中学生がおぼれているのに気づき、とっさに海に入って彼女らを助けようとした。2人は助かったが、エンダンさんは亡くなった。彼は泳げなかった。すぐに、たくさんの地元の人々が必死の捜索・救助活動を行った。こうしたエンダンさんに引きつけられた一人の日本人が、彼の足跡や彼と関わった人々を丁寧に取材し、一本のドキュメンタリー映画にまとめたのが『マス・エンダン』である。
たまたま、国際交流基金ジャカルタ事務所からDVDをお借りし、今、スラウェシで上映している。
11月21日、ゴロンタロ国立大学で『マス・エンダン』の上映会があった。入場者は287人、もちろん全員が最後まで観ていたわけではないが、多くに人々が真剣に画面を見つめていた。観客の多くは、中高校生。彼らは一体、この映画から何を感じたのだろうか。
エンダンさんの勇気。エンダンさんを取り巻くたくさんの人々の彼に対する愛情。いろんな感想があることだろう。
もし、まだ観ていないならば、是非忘れずに観てほしい。12月20日までスラウェシで上映可能である。観たい方は、daengkm@gmail.comまでご連絡いただきたい。日程調整して、出来るだけ多く上映できるように努めたい。
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