2010年6月6日日曜日

記録映画「セレベス」について

戦時中、日本海軍は長編記録映画「セレベス」を作成し、日本国民にセレベス(現在のスラウェシ)に侵攻した日本軍を「熱烈歓迎する」住民の姿を知らせた。この記録映画は、今年1月に川崎市市民ミュージアムで3日間上映され、5月にも国立近代美術館フィルムセンターで2回にわたり上映された。

筆者も、1月に鑑賞し、1940年代初めのマナド、クンダリ、マカッサルの様子をみることができた。記録としても、たしかに貴重なものであり、おそらく、ほとんどのスラウェシの人々も知らない映像であったと思われる。映画自体はかなり劣化が進んでいると聞くが、何とか、スラウェシの人々にみてもらえるように、近い将来、スラウェシでの上映会ができないものかと思っている。

この長編記録映画「セレベス」にまつわる記事が『スラウェシ島情報マガジン』に掲載された。川崎市市民ミュージアムの江口浩氏による論考である。こちらからアクセスしてみてほしい。

 ・「セレベス」の映画監督・秋元憲氏のこと


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