最初に訪問した工場は、組合所有で、パッケージを緑色に変え、外国への輸出も増やしていきたい、とのことであった。ここの工場長は自分でライスペーパーの生産機を試作し、使用している。
次に訪問したのは、クチでも最大のライスペーパー工場。通常のライスペーパー以外に、韓国への輸出向けに、天然素材で着色したライスペーパーも生産していた。
ライスペーパー工場の外では、できあがったライスペーパーを天日乾燥させていた。すると、あちこちから、パリパリパリッ、という音が聞こえてくる。ライスペーパーから水分が抜けると、台からライスペーパーが自然にはがれてくる、そのときの音である。
ベトナムの食事に欠かせないライスペーパー。肉や野菜、ハーブを入れて巻くのだが、自分でやるとなかなかうまくいかない。食事会の席で、見かねたおじさんが、下の写真のようにきれいに巻いてくれた。「奥さんにするならライスペーパーをうまく巻ける人を」という話らしい。
ベトナム滞在中、実はあまり米粒のご飯を食べていないことに気づいた。食べているのは米の麺のフォーであり、ライスペーパーであった(それ以外にはフランスパンが出された)。もちろん、普通はご飯も食べているだろうから、米加工品のバラエティが豊かということになるのだろう。日本でも米粉の活用が注目されているようだが、インドネシアでも米粉の活用をもっと考えてもいいように思える。
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