2010年1月1日金曜日

2010年を迎えて

2010年を迎えた。昨年も、一昨年と同じように、様々な出会いがあり、別れがあった。そして、たくさんの方々にお世話になり、いろいろな場面で助けていただいた。私自身、無事に2009年を過ごすことができたのも、たくさんの方々のおかげであり、心から感謝申し上げたい。

さて、2010年を自分にとってどのような年にしていくか。2010年4月末でマカッサルでの業務の任期が終了することも踏まえて、今、いろいろなことを、「こんなのどうだろうか」とか「あんなのは面白いかも」といろいろ考えている。

いろいろ考えているうち、一つ挙げるならば、それは、国境などの様々な「障壁」と思われるものを超えて、普通の人どうしがごく普通につながれる社会が、日常の小さな出来事の積み重ねのなかから実現していってほしい、という気持ちである。映画『マス・エンダン』を観ながら、そんなことを思った。

日本・インドネシア関係においてだけでなく、様々な国の人々と様々な国の人々との間で。あるいは、一国の中の様々な人々と人々との間で。ミクロな個人的な経験や感情を大事にしながら。いとおしい相手をともに思いやる気持ちを持ちながら。

忠誠心を求める国家や組織のためにではなく、(たとえ地理的には遠くとも)自分にとって身近な普通の人々のために何かをしていきたい、そして、そんな仲間とつながって、一緒に何かを作り上げ、それが大きな広がりになっていくといいな、と夢想している。

そうした夢の幾ばくかでも、実現に向かって動き出せることを願いつつ。

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