2010年4月2日金曜日

バウバウ(1):パイナップルと龍

3月26~28日、東南スラウェシ州バウバウへ行ってきた。バウバウはブトン島の中心都市で、人口は約10万人。島々を眺める風光明媚な狭い土地にひしめき合うように建物が建っている。

バウバウ市はブトン県から分立してまだ5年余。新しい市長オフィスが、海を見下ろす見晴らしのいい丘の上に立っていた。


ふと見ると、市長オフィスの前に「パイナップル」の像があった。


この後、ブトン王宮(スルタン)の要塞に囲われた場所を回ったが、そこの家にも「パイナップル」が屋根の上などに置かれていた。


ブトン王宮のシンボルは、このパイナップルと龍なのだそうである。要塞の中の家には、両方が屋根の上に置かれているものもあった。


そして、バウバウ港の前の公園には、大きな龍の像があった。この龍の尻尾は、小高い丘の上のブトン王宮の要塞で囲まれた地域までつながっている、とか、こ れからつなげる、とかいう話になっていた。この龍の像、シンガポールのマーライオンにヒントを得たのだとか。


バウバウでシンボルとして尊ばれるパイナップルと龍。何となくではあるが、沖縄との近さを感じた。もっとも、パイナップル料理が名物、ということは何もない。

でも、今、バウバウの関心は沖縄にではなく、韓国に向けられているのである。

0 件のコメント: