余談だが、Zyrexという名前のノートパソコンには「ワカトビ」と名付けられた機種があり、インドネシア国産を謳っている。
このワカトビでは、毎年、美しい珊瑚礁をアピールするために、水中写真コンテストを開催している。昨年の第2回コンテストには英国、スペイン、オーストラリア、イタリアなどから65人が応募し、インドネシア人男性が最優秀賞で賞金4000米ドルを獲得した。
このコンテストが今年も開催される。賞金総額は第2回の2万米ドルから第3回では4万米ドルに引き上げられる。応募可能な作品は、2009年1月1日~2009年11月25日までに撮影された写真。応募方法など詳しい情報は、以下の英語サイトを参照してほしい。
ワカトビ県ホームページ・水中写真コンテスト
2009年4月ないし5月には、マカッサルからワカトビへの直行便(ムルパティ)が週3回就航の予定。それまでは、東南スラウェシ州の州都クンダリまたは同州ブトン島のバウバウから船でワカトビのワンギワンギ島まで移動となる。
*3月3日、ムルパティ航空のプロペラ機によるテスト飛行が成功。運輸省からの許可を受けた後、空港は営業開始の予定。現在、1400メートルの滑走路を来年は2300メートルへ延長する予定。
第2回コンテストには、残念ながら日本人の応募はなかったとのこと。ワカトビ県政府は、日本人の応募を強く期待している。
世界銀行やアジア開発銀行が支援を約束したサンゴ礁トライアングルは、北スラウェシ州ブナケン島、西パプア州ラジャ・アンパット諸島、東南スラウェシ州ワカトビ諸島をつなぐ。気候変動や地球環境問題の観点から世界的に知られるが、一般の方々にもっと知られるべき場所である。
このワカトビ、実は、国際ダイビング・リゾートとコミュニティ開発を結びつけた独自モデルを模索している県でもあり、伝統文化や慣習の掘り起こしにも熱心である。さらに、海ガメなど希少動物の保護やサンゴ礁保全など、環境配慮型の開発の在り方についても関心を高めている。今年、とくに注目したいスラウェシの面白スポットである。
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