PERFORMAに所属する17人の若手写真家が2008年1月に、約1カ月間、各自オートバイに乗って、一緒にツーリングしながら、南スラウェシ各地の様々な光景を写真に収めた。このときの走行距離が1357kmだったことから、この題名がついた。2008年6月にそれら写真の展覧会を開催した後、撮られた写真を厳選し、この写真集が出版された。
写真集は、風景、人々の営み、社会文化、子どもたちの各カテゴリーに分かれ、それぞれに関して、写真に加えて、その背景となる説明がインドネシア語・英語の両方で書かれている。
この写真集は、観光を目的とした写真集でもなければ、有名写真家が芸術性を追い求めた写真集でもない。しかし、若手写真家たちがフツーの一人の若者の視点から、そこにある対象をありのままに切り取り、変な脚色なしに、ありのままに捉えようとしたものである。そのため、逆に、この地のフツーの景色や人々の息づかいがそのままストレートに伝わってくるような印象を受ける。日常との距離感をあまり感じない写真集なのだ。
マカッサルに来られた方々に是非、とお勧めできる写真集である。ハードカバーで1冊12万5000ルピア(約1200円)。一般書店では売られていないので、ご希望の方は私のアドレスまでメールにてご連絡されたい。
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