ユドヨノ大統領が珍しく、感情を露わにしながら演説していたのが印象的であった。しかも、国家情報庁の公式情報として、自身を殺害の標的にしているグループの存在さえも明らかにした。そのグループと今回の事件との関連を明示したわけではなかったようだが、その発言のなかに「私が大統領になることを実力阻止しようとしている者がいる」「これまでに人を殺めたり、消したりしたにもかかわらず、いまだに法の裁きも受けずにいる者がいる」という表現があったことがとくに注目される。
世界的な景気後退のなかで、数少ないプラス成長が見込まれるインドネシアが、国際社会からの注目を失うことはないと信じるが、インドネシア自身がイメージ回復のための懸命の努力をし、また事件再発防止のために真相の徹底解明を行っていくことを願いたい。私も、微力ではあるが、スラウェシ情報を通じてインドネシアの魅力を伝えながら、イメージが悪化しないように一役買いたいと思っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿