2008年12月22日月曜日

ホーチミンはクリスマス一色!

先ほど、無事、ホーチミンに到着した。14年ぶりのベトナムである。

空港から街中に入ると、あちこちでバイクと車と歩行者で大渋滞。街路樹には電球がかけられ、イルミネーションだらけである。



ノートルダム教会付近は、とにかく人、人、人だらけで、空港から乗ったタクシーが動けないほど。いったい、何のお祭りかと思っていたら、クリスマス前の日曜日で、市民が街に繰り出し、イルミネーションを楽しんでいるのであった。

サンタクロースの帽子をかぶった子供、雪ダルマ人形の前で写真を撮る親子連れや若者たち、風船人形を売り歩く売り子さん、仲良く食べ歩きをしているカップル、みんなとても楽しそうである。




もっとも、何か統一的なイベントが行われているわけではなく、あちこちのイルミネーションがきれいで、それを市民がただ見て歩いている、ということなのだろう。それにしても、人、人、人、である。

クリスマスの前に、こんなに人がどっと繰り出すのは、ベトナム、いやホーチミンならではなのだろうか。社会主義国ベトナム、という頭からは、想像できないようなクリスマス一色のホーチミンに出迎えられた。

そして、空港から街中に来るまでの間、窓から見た光景には、なんとも形容しがたいのだが、とにかく「勢い」が感じられた。家族3~4人で乗るバイクの走り、歩いて いる人々の表情、無邪気な笑顔の子供たちとそれをほほえましく見ている大人たち。インドネシアでもシンガポールでもタイでも感じられなかった、ある種の 「勢い」がホーチミンに入った途端にこちらへ押し寄せてくるかのようだった。

世界経済の後退で、派遣切りなど暗い話題がメディアを賑わせている日本とは明らかに違う「勢い」が、少なくとも今夜のホーチミンからはムンムンと感じられたのである。そう、元気の出てくるような「勢い」が・・・。

ホテルの外からは、バイクや車のクラクションが聞こえてくる、まだたくさんの人々がクリスマスのイルミネーション見物に集っている。

14年前のホーチミンも活気があった。しかし、今回の活気は、14年間の蓄積を感じさせるような活気のような気がした。


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