テレビを観ながら思い出したのだが、先々週、マナドへ出張したとき、多くの普通の民家にドイツ、イタリア、イギリスなどの大きな旗が高々と掲げられているのを見た。2009年世界海洋会議を今から盛り上げているのか、と思ったら、そうではなかった。タクシーの運転手によると、サッカーのヨーロッパ選手権の頃になると、自分の応援している国の旗を大きく掲げるのだ、ということだった。なぜ驚いたかというと、各国旗は空になびいているが、インドネシアの国旗が見当たらなかったからだ。
パル、マムジュ、クンダリでは、そうした光景にお目にかからない。マカッサルでもあまり見ない。でも、マナドではそうだった。マナドの人々の欧米への憧れの強さを表している、ということなのだろうか。1950年代には最も激しくジャワと対決したマナドの人たちの奥にある心情を思う。
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