2008年6月1日日曜日

マナドのうまいもの

マナドにはうまいものがいろいろある。大勢で集まったり、地元の方に招待されたときにわいわい食べ、食後にはひたすら歌・歌・歌の競演、それがマナドのディナーである。でも、いつもおいしい食事と歌、というわけにはいかない。マナドのB級グルメも、マカッサルと同様、レベルがけっこう高い。今回食べたもののなかからいくつかご紹介する。

まずは、ナシ・クニン。この黄色いごはんはインドネシアどこでもおなじみだが、マナドのそれは、カツオのだし汁で炊くせいか、個人的にはとても好みの味だ。マナド市内には有名店がいくつかある。前回(ここを参照)はサロジャで食べたが、今回はコンポン・コドッで味わった。ちなみに、ナシ・クニンを味わえるのはムスリムの方々の料理屋だが、キリスト教徒が多数派のマナドで、広く親しまれている味である。



次は、ミー・ラオラオ。豚肉そばである。ミー・ラオラオの店が立ち並ぶのはJl. Garudaであるが、マナドでも有名な麺の店のひとつ、Mie Katanで食べた。汁そばと汁なしそばがあり、今回は後者。臓物がたくさん入っていて、やや甘めなので、チリソースをかけて食べるとよい。


そして、マナドお粥(ブブル・マナド)の店が立ち並ぶことで有名なJl. Wakeke。マナドお粥の店がずいぶんと増えて、昼時には車で乗り付けてお粥をすする人々でにぎわう。マナドお粥愛好家がよく泊まるホテル・ニュークィーン(下写真の右側)は現在、新館を急ピッチで改装中である。


このマナドお粥、トウモロコシやカボチャ、空心菜などが入るヘルシーな食べ物で、麺を入れる人もいる。カツオの燻製である塩辛いチャカラン・フーフーをかじりながら食べるといっそう味が出る。これは想像なのだが、マナドお粥の起源は以外に戦時中の食事に関係しているのではないか、と思ってしまうが、果たして正しいのかどうか。次回、マナドへ行ったときに調べてみたい。

0 件のコメント: