ハノイの街中もそうなのだが、沿道を見ていて不思議だったのが、道路と垂直に、ウナギの寝床のように建つ細長い建物である。道路沿いの間口を狭く、奥に長くなるように土地を区切っているように見える。ベトナムでは、そのように土地の区分けというか配分をするように決められているのだろうか。
ニンビンの街中では、牛車も走っていた。馭者のおじさんの帽子、ベトナムではよくかぶられている。
ニンビンから中国の南寧まで直行の高速バスが毎日朝7時半に出発している、という表示板。ニンビンは寧平と書くのか・・・。
街中には、社会主義をイメージさせる赤い看板が目立つ。ベトナム共産党が支配している国なのだ、ということを改めて認識する。
ニンビンからちょっと西側の山のほうへ入り、バイディン寺(Chua Bai Dinh)へ向かう。東南アジア最大の仏教寺院ということで、下の門から上の本殿まで2.5キロ歩かなければならない。車の運転手が気を利かせて、寺の前で住民らしき男一人を車に乗せ、脇道から守衛の立つ門をくぐって、本殿まで車で上ってくれた。
寺院はあたかも大規模建設工事中で、クレーンやら重機やらが動いている。伝統的な寺院という感じはしない。ベトナムの著名な実業家が資金を出しているという話だった。
本殿の中には、巨大な黄金の仏像が3体並べて置かれていた。「写真を撮らないか」とおばさんたちが寄ってくるが、断るとさっと場を離れた。本殿の外は、冷たい風が強く吹き付けていた。
この寺院の周辺は、石灰岩質のごつごつした山があちこちに見られる。タムコックという観光地で、「陸のハロン湾」とも呼ばれ、舟で川をのんびりとわたることもできるそうだ。でも、この日は風がとても冷たく、舟に乗る気にはなれなかった。ただし、こうした光景は、インドネシア・マカッサルの周辺で飽きるほど見ているので、取り立てて驚きはなかった。
ニンビンからハノイへ戻る途中で見た墓地。家のような祠を建てるところは、マカッサルの華人墓地に似ている。
上の写真のような、「囍」という文字を貼った車を途中で何度も見かけた。どうやら、結婚式へ向かう、あるいは結婚式から帰る車のようであった。
ハノイの街中で、小さなサンタ服をたくさん売っている店が何軒かあった。「クリスマスには子どもたちにサンタ服を着せる」習慣がベトナムにはあるのだろうか。それぐらい、たくさんの小さなサンタ服が売られていた。
ハノイの中心地に建設中の大規模ショッピングセンター+ホテルのコンプレックス。韓国のロッテ・グループである。この場所のすぐ向かいには、ハノイの最高級ホテルがあるが、それは韓国のデウ・グループのホテルである。否が応でも、ハノイ中心部で韓国の勢いを目の当たりにした。
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