金徳院へは、グロドック側から入った。
キティちゃんの刺繍の入った赤い子供服。
通りで物売りをしている青年も赤い服を着ていた。
赤い提灯も掲げられていたが、これは何と読むのだろうか。
おじさんが後ろでギコギコ漕いで、子どもが前の車に乗って遊ぶ、の図。
グロドックから10分も歩かないうちに金徳院へ到着。
もうもうと線香の煙が立ちこめるなか、人々が祈りを捧げる。
上の最後の写真は、千手観音に手を合わせている。ここには行列ができていた。
金徳院の境内で、華人系の青年とムスリムの女性のカップルに出会った。とっても仲の良さそうな二人。青年が女性に祀られている神様についていろいろ説明していた。ジルバブ姿の女性がいても、とくに違和感を感じることはなかった。
境内の外には、たくさんの物乞いの人たちが待ち受けていた。彼らの場所にはひもが張られ、警備員が監視していた。
中国正月の金徳院へは、1991年の中国新年が明ける深夜0時頃に訪れたことがあった。ときはまだ中国文化の表出を押さえ込んでいたスハルト時代、ジャカルタの街中に何も中国正月の気配がないのとは対照的に、金徳院はたくさんの華人系市民でいっぱいだった。
中国正月が大っぴらに祝える現在、金徳院をめぐる空気のすべてが和やかに感じられた。境内で擦れ違う人々が柔らかな微笑みを返してくれた。
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