2011年5月16日月曜日

バンジャルマシンのサシランガン

バンジャルマシンのサシランガン(Sasirangan)。ここの特産の絞り染めである。最近は、ジャカルタのバティック屋さんでもみかけるが、バンジャルマシンでこのサシランガンの工房をのぞく機会があった。


特徴は、波のような丸まった線。型を取って、デザインを描いていた。



絞り染めなので、制作プロセスはすべて手作りである。どのような模様を出すか、どの色を充てるか、細かく緻密に計算しながら、絞りを施していく。



下の写真のシャツの模様が伝統的な絞り模様の一つ、とのことだ。


ジャワでは、プリンティングのバティックが幅を利かせ、ろうけつ染め特有のシミのない、きれいなバティックを目にすることが多くなったが、このバンジャルマシンのサシランガンは、すべて手作りで、2枚と同じ模様のものには出会わない。素朴な味わいが何ともいえずほのぼのした気分にさせてくれる。

さっそく、私も明るい緑色のものなど3枚の半袖シャツを購入した。今年の日本の夏にも着てみたいと思っている。

0 件のコメント: