2008年10月19日日曜日

トラジャの手前の隠れ家的スポット

それは、エンレカン県のバンバプアン(Bambapuang)。エンレカン県の県都エンレカンからトラジャ方面へ車で30~40分程度で、右手に木のあまり生えていない草原で覆われた山々を見渡せるところに出る。この山々は、Erotic MountainとかGunung Nonaとか呼ばれる。この景色については、「禁断の恋をした男女が神の怒りにふれて、山の形に変えられた」「その山と山の間には川が流れていて、男女はそばにいても永遠に一緒になれない」といった話が伝えられている。

地元ではBambapuangと呼ばれるこの草山の周辺には、その眺望を売り物にするたくさんの休憩所がある。それらのなかで、地元エンレカン料理を出すのはブキット・インダ(Bukit Indah: 「美しい丘」の意)という名の休憩所1軒である。ここで、下の写真のような料理を食べた。


どんな料理が出るのかというと、ナス・チェンバ(Nasu Cemba)とダンケ(Danke)である。前者は、地元でとれるチェンバという酸っぱい味の葉っぱを入れて、肉と煮たスープ料理である(ナスは「料理」の意味)。今回食べたのは牛肉だが、水牛の肉や馬肉のナス・チェンバもあるということである。牛肉を縛る紐をナイフで切り、ゴロッと外れた牛肉をスープ一緒にいただく。


ダンケは、地元産の素朴なチーズである。チーズといっても、一般的な洗練されたものではない。もともとは水牛の乳で作っていたが、今は、牛乳から作る。日持ちがしないので、通常は、写真のように油で揚げた物をいただく。触感は豆腐のような感じだ。ダンケは、県都エンレカンの手前の街道沿いに並ぶ小屋掛けの店で買ったり食べたりすることができる。


今回はこれら2つに加え、この店で飼っている鯉(Ikan Mas)も食べたが、臭みがなく、柔らかくて美味であった。

そして、今回の最大のイベントは、このErotic Mountainを見下ろすところに立地する隠れ家的宿に泊まったことである。この宿、Bambapuang Villa, Restaurant & Spaには、10室のヴィラ風の部屋があり、バリ人の建築家によって、バリのコテージ風に建てられている。部屋はとても広く、テレビ、エアコン、冷蔵庫も完備。部屋の奥のバスルームには、バスタブ、バスタブと独立したシャワー・コーナー(お湯がふんだんに出る!)があり、しかも外気が入る構造でと気持ちの良い作りになっていた。部屋の外は広いベランダで、真ん前にErotic Mountainがそびえる。


このVillaのもう一つの特徴は、夜の静けさである。建物の周りには光源となるような明かりがなく、真っ暗なのである。晴れていれば、満天の星が仰げるかもしれない。音楽やカラオケもない。なお、エンレカン県は条例でアルコール飲料の販売を禁止している。

部屋は全て東向きなので、Erotic Mountainの向こうから差し込む朝日を全身に浴びる朝となる。建物の後ろは森で、様々な鳥が飛び交い、さえずりが途切れることがない。

ただし、朝食はパン、お粥、ナシゴレンの3つから選ぶ、という普通のもの。レストラン自体も、メニューはとくにエンレカン料理を意識したものでなく、普通のものである。

この隠れ家的ヴィラの連絡先は以下の通り。経営はエンレカン県政府で、週末にはよく県知事が泊まりに来るという。満室ということはなさそうだが、準備をしてもらうために、前もって電話で予約したほうがよさそうである。

Bambapuang Villa, Restaurant & Spa
Jl. Poros Enrekang - Tana Toraja KM. 15, Kotu
Enrekang, Sulawesi Selatan
Phone/Fax: +62-420-21777

Room Rate (2007)
Deluxe: Rp. 380,000.-
Executive: Rp. 550,000.-
Extra Bed: Rp. 75,000.-
上記に税・サービス21%加算。朝食付。

1 件のコメント:

g.iwata さんのコメント...

このホテル、「隠れ家的」なところが旅行者をそそりますね。マカッサルでの用事が済んで、南スラウェシ一周旅行するときに、ここで1泊してみたいです。