4月29日(日)、ジャカルタから東へ車で約1時間、工業団地が林立するチカランへ行き、インドネシア人の留学経験者や研修生OB/OGなどが集うKAJIという組織が主催する「チカラン桜まつり」を見てきました。
会場は、リッポー・チカランに新しくできた商業施設シティ・ウォーク。
リッポー・チカランは、インドネシア有数の民間企業グループであるリッポー・グループが開発したニュータウンで、都市としての機能がほぼ完備された町です。最近は、近くの工業団地で働く外国人(韓国人、日本人など)もたくさん住むようになり、一部には韓国式あるいは日本式が入り交じった飲食店街も現れています。
前日の大雨で、外に設営したテントが壊れてしまうというハプニングはあったものの、シティ・ウォークの入口ホールを会場にした桜まつりのイベントは、なかなかの盛り上がりを見せていました。
そこで目にしたのが、この噴霧器つき扇風機。風に加えて、霧状になった水も噴き出すという代物。水を噴き出すことで、少しは涼しい気分になるのでしょうかね。
シティ・ウォークの入口ホールから少し歩くと、日本をテーマにしたいくつかの「お店」が並んでいるジャパン・コーナーに着きました。その入口には、笹の葉に願い札がたくさんぶら下げられた七夕飾りが何本も置かれていました。
どんな願い事を書いているのだろうか、と少し見てみると・・・。
「2013年の試験に合格して、成功者になれますように」
「ビジネス・キャリアで成功して、私にぴったりのいい人に巡り逢えて、友だちができて私を助けてくれますように」
「今年希望していることが実現しますように」
「もっと綺麗になりますように」
たわいもないと言えばそれまでかもしれませんが、どんな顔をして願い札に願いを書いているのかなあと想像するだけで、微笑ましく感じてしまいます。
予想通りというか、ジャカルタ中心部から1時間かかるチカランまで来る日本人の方はそれほど多くはないようでした。
それでも、前日の夜のJKT48のミニコンサートには、インドネシア人の若者のファンが多数やってきて、盛り上がったのだそうです。あっという間に、JKT48のファンクラブができて、それが活動しているということを今回初めて知りました。
桜まつりをめぐっては、表面上の盛り上がりとは別に、いろいろなことがあった様子ですが、詳細はわかりません。でも、インドネシアと日本との関係をもっとステキなものにしていく、という目的では、参加したすべての方々が同じだったということを信じたいと思います。
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