2008年8月20日水曜日

朝のワット・プノム

18日朝、ホテルのすぐ近くにあるワット・プノム(山の寺、の意)を散歩した。ワット・プノムは旧市街のベンチマークともいうべき中心部にあるお寺で、一周したら15分かかった。


朝の「境内」には、たくさんの家族連れがいた。身なりや振る舞いから察して、境内の掃除をする清掃夫・婦の家族か、ホームレスの家族のようにみえる。母親が子供に食事を与えている。


17日に空港からプノンペン市内へ入る間、マカッサルよりもはるかにきれいな町、との印象を持ったが、朝のワット・プノムは、たくさんのゴミだらけ。多くの清掃夫・婦が掃除をしていた。


身なりのあまりよくない家族たちが、束の間の団欒を楽しむかのように、指をさして笑っている。指の方向をみると、猿がいた。それもたくさんの猿。人間を避けるでもなく、わがもの顔で動き回っている。てっぺんにあるワット・プノムへ向かう階段でも、猿が楽しそうに走り回っていた。


ワット・プノムの前の小さな広場は、朝からたくさんの人々でごった返していた。屋台も出ている。私の目の前で、小さな子供がいきなり立ち小便をした。


すがすがしい朝食前の散歩、のはずだった。でも、プノンペンの町が抱える別の一面を垣間見るかのような、朝の散歩になった。

0 件のコメント: